脱毛施術を受けた患者様から「脱毛はぽろぽろ毛が抜けるイメージだったのに全然抜けない!」とご相談を受けることがあります。
結論から申し上げると、「脱毛後に毛が抜けないのは脱毛効果がないから」とは限りません。
脱毛後に毛が抜け落ちるなどが見られない場合は、照射漏れなど人為的なミスの可能性もありますが、体毛が生えるメカニズムなど、別の要因があることがほとんどです。
ここでは、脱毛後に毛が抜けないときに考えられる原因についてご紹介します。
脱毛施術を受けた患者様から「脱毛はぽろぽろ毛が抜けるイメージだったのに全然抜けない!」とご相談を受けることがあります。
結論から申し上げると、「脱毛後に毛が抜けないのは脱毛効果がないから」とは限りません。
脱毛後に毛が抜け落ちるなどが見られない場合は、照射漏れなど人為的なミスの可能性もありますが、体毛が生えるメカニズムなど、別の要因があることがほとんどです。
ここでは、脱毛後に毛が抜けないときに考えられる原因についてご紹介します。
脱毛後、毛が抜けるパターンには2種類あります。
ひとつは、医療レーザー脱毛で毛乳頭(※)が破壊されることで、毛を支える力が弱り、毛根から毛が切り離されて抜け落ちていく状態です。
そしてもうひとつは、「毛周期」に従って自然に抜け落ちていくパターンです。
どちらの抜け方でも、個人差はありますが、脱毛直後の1~2日後では変化が見られないことがほとんどです。
ちなみに光脱毛では毛乳頭を破壊できませんが、ダメージは負うので毛を支える力が弱まり、時間がたつと抜けることがあります。
(※)毛の根元にある毛球の下端にある、くぼんだ部分のこと。毛母細胞に毛を成長させるための栄養を届ける役割がある。
毛周期とは毛が生えるサイクルのことです。
毛周期には、毛が成長していく「成長期」、毛の成長が衰えて抜け始める「退行期」、成長が止まり毛が抜ける「休止期」の3つの期間があり、それぞれの毛はこの3つのサイクルを繰り返しています。
また、体のムダ毛はすべての毛が同時に成長しているわけではなく、成長期の毛もあれば、休止期や退行期の毛もあります。
肌の表面に出ているのは成長期と退行期の毛だけですが、レーザーが反応するのはメラニン色素を多く含む成長期の毛だけです。この成長期にある毛は全体の20%ほどしかありません。
つまり、一度のレーザー照射で脱毛効果が得られるのは、全身の20%ほどのみに留まります。
医療レーザー脱毛では、レーザーの照射を複数回繰り返すことで、半永久的な脱毛効果が得られる仕組みです。
個人差や部位の差はありますが、毛周期のサイクルは約2~3ヶ月と言われています。成長期の毛に効率的に照射を行うためには、毛周期に合わせることが必要です。
「一度抜けたはずなのに、また生えてきたのは脱毛の効果がなかったからですか?」とご相談される方もいらっしゃいますが、上記の毛周期の件を踏まえると、そうではないことが分かります。
脱毛後に毛が生えてくるのは、1回目の照射時で休止期に入っていた毛が、しばらく経つと成長期に入るからです。
前述の通り、休止期に入っている毛にレーザー照射しても脱毛の効果はありません。
そのため、「また生えてきてしまった」と感じてしまうのです。
このとき、2回目の照射を行うと、新たに成長期に入った毛にレーザーが反応します。
成長期に入った毛にレーザー照射を繰り返していくことで、徐々にムダ毛は減っていきます。
また、毛周期のサイクルに合わせて脱毛を進めていくと、照射回数が進むにつれ毛周期が遅くなっていくことがほとんどです。毛周期に合わせて、施術のご予約も長めに間隔をあけることをおすすめいたします。
脱毛から2週間ほど経ってもまったく抜けていない場合は、いくつか原因が考えられます。
理由が分かれば対処することも可能ですので、抜けない際は無理に引き抜くことは絶対におやめください。
一か所に固まって抜けていない範囲がある場合は、照射漏れの可能性があります。
大宮マリアクリニックでは、照射前にきちんとマーキングを行い、照射漏れがないよう細かく丁寧に施術を行っています。
万が一照射漏れとみられる箇所がある場合、状態を確認した上で再照射の対応を行います。
特に1回目の施術後は照射漏れかどうか判別が難しくなることもあるため、お早めにご連絡いただけますようお願いいたします。
照射パワーが弱くて毛が抜けないというのは、医療脱毛よりも脱毛サロンで多いケースです。
医療脱毛でも、肌の色が濃い部位や毛密度の高い部位は、通常の照射出力ではやけどしてしまう可能性があるため、レーザーの照射出力を通常より下げる場合があります。
ただし、照射パワーを下げると、その分脱毛の効果も下がってしまいます。
そのため、毛が抜けにくい部分ができてしまうのです。
大宮マリアクリニックでは、患者さまお一人おひとりの肌質や毛質にあわせて照射パワーを細かく調整しています。
そのため、脱毛効果が高い施術を安心して受けていただくことが可能です。
産毛は毛に含まれるメラニンの量が少ないため、脱毛に必要な熱エネルギーが発生しづらく、脱毛しにくいという特性があります。実際、産毛の脱毛を苦手とする医療レーザー脱毛機は多く存在します。
産毛まで脱毛するには、産毛に強い脱毛機を使用しているクリニックを選ぶ必要があります。
様々な種類があるレーザー脱毛機の中で、産毛の脱毛に効果的なものの一つが「蓄熱式」と呼ばれる脱毛機です。
大宮マリアクリニックでは蓄熱式の脱毛機「メディオスターNeXT PRO」を導入していますので、産毛の脱毛も効果が期待できます。
医療レーザー脱毛機によっては、効果が表れるのに4週間ほどかかる場合があります。
大宮マリアクリニックでは、脱毛の即効性が高い「ジェントルレーズ」と、蓄熱式の「メディオスターNeXT PRO」という2種類のレーザー脱毛機器を導入しています。
ジェントルレーズはレーザー照射から数日でぽろぽろと毛が抜け落ちるのを実感でき、比較的効果が表れるのが早い機器です。
一方、メディオスター NeXT PROは、およそ4週間かけて自然に少しずつ毛が抜け落ちていきます。その頃には新しい毛も生えてくるので、とくに初めの数回は脱毛の効果を実感しにくいことがあります。
ただし、照射回数を増すごとに徐々に効果を実感できるようになり、最終的にはジェントルレーズと同等の脱毛効果が得られますので、ご安心ください。
脱毛後に毛が抜けないと感じる理由は、お肌の状態にも原因があります。
脱毛効果をより高めるための注意点をご紹介します。
乾燥した肌に照射を行うと、やけどなどのリスクが高くなります。施術時にお肌に乾燥が見られる場合は照射パワーを下げなければなりませんが、そうすると脱毛効果も下がってしまいます。
一定の脱毛効果を安定して得るためにも、脱毛期間中は日頃から保湿に重点を置いたスキンケアを行いましょう。
とくに脱毛直後の肌はレーザーの熱で水分が奪われて乾燥しやすい状態になっているため、いつも以上に十分な保湿が必要です。
ムダ毛を自己処理する際、毛抜きで無理に引き抜くことはお控えください。抜けそうになっている毛を抜くことも同様です。あくまで自然の力に任せてください。
毛抜きなどで毛根ごと引き抜いてしまうと、レーザーが反応できなくなってしまいます。毛根部には毛を残すためにも、電気シェーバーなどなるべく肌に優しく、毛穴を傷つけにくい自己処理方法をお選びください。
日焼けすると肌のメラニン量が多くなり、脱毛時に肌のメラニンにもレーザーが反応してしまい、やけどなどのリスクが発生しやすくなってしまいます。
大変危険なため、日焼け直後のお肌にはレーザー照射を行っておりません。
効率的に脱毛を行うためにも、脱毛期間中はしっかりと紫外線対策を行いましょう。
脱毛しても抜けないと感じる理由には、脱毛期間の間隔が狭すぎる、また開きすぎている可能性があります。
とくに最初の数回は、次の脱毛までに半年以上など極端に日にちがあいてしまうと、毛周期がずれるため効果的な脱毛が難しくなります。
照射回数が増えるごとに段々と施術間隔は長くなっていきますが、予約の取り方にはお気をつけください。
中には毛周期を無視した短期間で脱毛できるというクリニックやサロンもありますが、無駄に通う回数が増えてしまい、効果も出にくいままコースが終了してしまう可能性があります。
脱毛は毛周期に合わせた適切な間隔で行いましょう。
医療レーザー脱毛には半永久的な効果がありますが、1回の照射で全身の毛が抜けるわけではなく、何度か繰り返すことでつるつる肌に近づいていきます。
また、効果の感じ方には個人差があり、初回で効果を感じる方もいれば、3回目くらいで毛が抜け始めたことを実感する方もいます。
埼玉県の大宮マリアクリニックでは、照射漏れやパワー不足がないように、スタッフ一人ひとりが技術を磨き続けています。
また、クリニック全体でも日々研究を重ね、情報を共有し技術力を高める研修を行っています。
脱毛に関するご不安な点は、どんなことでもお気軽にご質問・お問い合わせください。
丁寧にご対応させていただきます。